【日銀】追加利上げ決定した1月の会合議事要旨公開　追加利上げに「適切な環境」とする一方でコメ価格高騰の影響懸念する声も

日銀は25日、政策金利を0．5％程度まで引き上げた2025年1月の金融政策決定会合の議事要旨を公開しました。

議事要旨によりますと、追加利上げの決定にあたっては「適切な環境だ」などと前向きな意見が複数あがっていた一方で、今後の追加利上げを巡り、コメの価格高騰などによる「家計の節約志向の強まり」が企業に与える影響を懸念する声もありました。

またトランプ大統領による関税などを念頭に、アメリカ経済については「政策運営の不確実性が高い中、物価上昇率や金利の一段の上昇が生じれば、株価の下落を通じて、同国経済を支える個人消費を下押しする可能性もある」と指摘する意見があがりました。

日銀は3月の決定会合で、トランプ大統領による関税政策の不確実性を主な理由として追加利上げを見送っていて、コメの価格高騰についても植田総裁が「国民生活にマイナス影響を与えていることは十分に認識している」と述べています。

2025年3月25日 火曜 午後1:04 FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/847740