【ネット】ツイッターで任天堂などブランドのなりすまし横行－対応追い付かず

（ブルームバーグ）： 今週に入り米中間選挙に集中していたツイッターの信頼・安全チームは、自社が招いた問題の対応に重点を移した。有名ブランドや著名人になりすますユーザーが横行している問題だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

２週間前に同社を買収したイーロン・マスク氏は、定額制サービス「ツイッター・ブルー」のユーザーアカウントに対し、政府や著名人や企業と同じ青い認証済みバッジの付与を開始した。

ツイッター、有料化で「認証バッジ」付与開始－米中間選挙控え懸念も

このオプションが利用可能になると、一部ユーザーは有名ブランドや政治家のなりすましアカウントを作成し始めた。これは他のユーザーを欺くとともに、有力広告主の間で揺らぎ始めたツイッターの評判をさらに危機にさらす恐れがある。

例えば、任天堂のなりすましアカウントは、スーパーマリオが中指を立てている画像をツイートした。米製薬会社イーライリリーのなりすましアカウントは、インスリンが無料になったとツイート。同社の公式アカウントは、偽アカウントから誤解を招くメッセージを受け取った人に対し謝罪した。

ツイッターの信頼・安全チームは、米中間選挙からツイッター・ブルーに比重を移した。マスク氏がそれを優先すべきだと通知したためだと、事情が非公開だとして匿名を条件に関係者が明らかにした。

マスク氏は９日夜に従業員宛て電子メールで、「今後数日間の絶対的な最優先事項は、認証済みのボット・荒らし・スパムを見つけて停止することだ」と告げた。ブルームバーグがメールの内容を確認した。

ツイッターの信頼・安全チームは10日午前、知名度の高いユーザーアカウントへの対応に集中したが、相次ぐレイオフを受け、こうしたアカウントのなりすましにしか対応できなかったと、関係者は明らかにした。ジャーナリストのアカウントなど、フォロワー数が比較的少ない過去に認証されたアカウントに関する不正に対処する余裕は同チームになかったという。

※以下はソースで

Yahoo! Japan/Bloomberg 11/11(金) 16:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/25ec90452395c1b93289a8ac744eabe121c129d5