ばんえい馬券４８３億円　過去最高更新、９割はネット販売※無料部分のみ転載

北海道新聞　03/22 05:00
※無料部分のみ転載

　【帯広】帯広市が主催するばんえい競馬は２１日、２０２０年度の全日程を終えた。馬券発売額は前年度比５５・５％増の４８３億５２７８万円と大幅に増加し、帯広市の単独開催となった０７年度以降、過去最高を更新した。

　旭川、岩見沢、北見との４市共同開催で最高額だった１９９１年度の３２２億９２４８万円も上回った。新型コロナウイルスの感染対策に伴う巣ごもり需要の拡大などで、インターネット販売が好調。ネット販売は同６８・１％増の４４４億５４０２万円と全体の９割以上を占めた。

　開催日数は前年度より１日少ない１５０日間。コロナ禍により、昨年７月まで無観客だったこともあり、帯広競馬場の入場者数は同４５・８％減の１６万１９４４人と市単独開催以降、初めて２０万人を下回った。市ばんえい振興課は「ネット販売でばんえい競馬ファンになった人に、感染収束後には直接足を運んでもらえるよう努めたい」と話した。

　最終日は、現役最強馬を決める最高峰レース「ばんえい記念」が行われ、重賞最多勝利記録（２５勝）を持つオレノココロ（牡１１歳）など１０頭が出走。このレースで引退するオレノココロは、４着でゴールした。優勝は、昨年３着のホクショウマサル（牡１０歳）だった。

残り：82文字/全文：597文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/524057
２０２０年度最終日に行われた「ばんえい記念」で最後の走りを見せるオレノココロ（ゼッケン８番）＝２１日午後５時半ごろ（村本典之撮影）