「ネット解約したのは誰だ！」 ３０歳ヒキニートが家族５人殺傷し、自宅に放火

愛知県豊川市で家族５人が殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された無職岩瀬高之容疑者
（３０）が「１階の台所から包丁を持ち出し、２階にいる母親を最初に刺した」と供述していることが１９日
、愛知県警への取材で分かった。

　岩瀬容疑者は「父親がインターネットの契約を解除したことに腹を立てた」と供述。県警は解約した
ことを明かした母をまず刺し、その後、家の中を移動しながら家族全員を襲ったとみて、調べている。

　県警によると、同容疑者は１７日午前２時すぎ、２階で寝ていた母正子さん（５８）を懐中電灯で照らし
ながら「ネットを解約したのは誰だ」と問い詰めた。正子さんから解約の事実を聞くと、同容疑者は１階に
下りて包丁を持ち出し、再び２階に上がって正子さんを刺した。

　この後、２階にいた弟の文彦さん（２２）の娘金丸友美ちゃん（１）を刺し、１階にいた父一美さん（５８）
らを刺したと供述しているという。

岩瀬容疑者は約15年前から家に引きこもってインターネットに熱中しており、この殺人事件が起こる前の
4月13日に岩瀬容疑者が一美さんの身分証明書を無断で持ち出して銀行口座を作ろうとして口論になった他
、その数日前には一美さんの実兄（62歳）に「（岩瀬容疑者が）勝手に親のクレジットカードを使ってインターネット
でゲーム機や雑誌を買ったのでインターネットを使えないようにした」と話していた。

https://web.archive.org/web/20100422215911/https://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100419-619909.html