コンビニ強盗で客と店員がバールで30発殴られる

事件が発覚したのは、通行人の女性からの「男性が頭から血を流して倒れている」という通報だった。

22日午前4時前、長崎・松浦市のコンビニに、バールを持った人物が押し入り、40代の男性店員と60代の男性客に襲いかかった。

警察が駆けつけると、店の中で、店員とみられる男性が頭から血を流して倒れていた。

また、襲われてけがをした男性客は、近くの知人宅へと逃げ込んだという。

被害男性の知人「来たんですよ、家まで一生懸命、車を運転して。よく運転してきたなと…」

自ら運転して、命からがらコンビニから逃げたという男性客。

襲われた状況について、被害男性の知人は「(襲われた男性が)30発ぐらいやられたと。バールで…まず、頭をいきなりやられた。もう頭が血だらけで来た」と話している。

この知人によると、男性客は犯人にバールでおよそ30発殴られ、衝撃でかけていた眼鏡は吹き飛ばされたとのこと。

襲われた2人の男性は、ともに病院に搬送。
意識はあるという。

2人を襲った犯人は、店のバックヤードを物色して品物を持ち出すと、バールを持ったまま逃げ、22日午後5時現在も逃走中。

犯人は男とみられ、犯行時、黒の目出し帽をかぶり、全身黒っぽい服装をしていたという。

また、現場周辺の小中学校3校は、臨時休校となった。

警察は、店内に設置された防犯カメラの映像を確認するとともに、強盗致傷事件として犯人の行方を追っている。