動物園 「��ウサギが弱ったので安楽死させてあげました」　→Twitter民激怒「非常に気分を悪くしました」

「カイウサギの展示終了について」
これまで、子供動物園で皆様に親しんでいただきましたカイウサギの展示を、下記の通り 終了することとなりましたので、お知らせいたします。

令和 2 年 11 月中旬から子供動物園で飼育しているカイウサギの群れの中の数頭に、く しゃみや鼻汁などの症状が見られるようになりました。
複数の個体に同様の症状がみられ たことから、カイウサギの慢性鼻炎を引き起こすパスツレラ感染症を疑い、
飼育しているカ イウサギ全頭に数日間抗生剤を注射するなどの治療を行いました。

また、獣舎の消毒や飼育 場所の移動、飼育環境改善等、考えられる対策も同様に行いましたが、その後、他の個体に も症状が広がってしまいました。
最終的には群れの中で感染症が蔓延した状態となり、行っ た対策や治療では根本的な解決には至りませんでした。

パスツレラ感染症はカイウサギの一般的な病気ですが、群れの中で一度蔓延してしまう と根絶は難しいとされています。
また、くしゃみなどの症状はカイウサギにとって不快であ り、鼻周りをきれいにしようとして前肢が汚れ、顔や体を清潔に保つこともできなくなりま す。
治療を続けながらカイウサギを分散させ、1頭1頭隔離してケージで飼育する方法など も考えましたが当園ではケージでの飼育方法は好ましくないと判断し、
このままでは QOL (生活の質)が低下することが予想されました。

このことについて園内で何度も話し合った結果、これ以上治療や対策を続けても病気を 根絶できる見込みがなく、
カイウサギにとっても苦痛であることから今後の QOL(生活の 質)の維持が難しいと判断し、症状が重症化していない個体も含めて、全 15 頭の安楽死の 処置を行いました。
今後、全ての飼育動物の感染症対策を見直し、より強化することで病気 予防に努めていきたいと思います。
(※昨年、ノウサギで発生した兎出血病とは異なる病気 です)

盛岡市動物公園 ZOOMO の安楽死の判断基準
・治療を行っても回復が見込めない
・生活の質が低下したままである
・症状の進行により苦痛、痛みを伴う

これら3つの判断基準に従って園内で協議し判断しました。

http://moriokazoo.org/item/sm/item/id/8951/