「いちきた」「ガンダ」「なうしか」「フロリダ」アラサー&アラフォーを悩ませる、若者言葉やネットスラングを解説

若者以外にもある程度認識されている言葉を、まずはおさらい

昨年2020年の『 JC・JK流行語大賞 』の受賞ワード（ JCは女子中学生 、JKは女子高生ですよ、念のため）を見ると、
受賞ワードである「ぴえん（悲しい時に使う言葉）」の進化系「ぴえんヶ丘どすこい之介」、「きゅんです（プラスの感情を広く表現する言葉）」などは、その言葉を知らなくても語感からなんとなく意味が推測できますね。

難解な言葉に行く前に、まずは、推測が追い付く、または、大人でもある程度は知っているレベルの若者言葉で、小手調べといたしましょう。

○「推し（おし）」……複数のグループの中で、自分が推薦する対象＝ごひいきの対象を表す言葉。「推しメン（推しメンバー）」「推しキャラ」のように使ったり、「推しが尊い（＝ごひいきのメンバーやキャラクターの素敵なシーンを見られて感激している）」のように使われる。

○「エゴサ」……「エゴサーチ＝自分の名前やハンドルネームを検索ワードに入れ、評価などを確認する行為」。

○「秒で（びょうで）」……「すぐに」。

○「詰んだ（つんだ）」……オタク系のネットスラングから来た言葉で、将棋やチェスの勝敗が決する際の「詰み」に由来し、「ゆきづまった」「解決策が無い」状態を意味する。

○「無理ゲー（むりげー）」……「クリアすることが大変難しい（無理な）ゲーム」から点じて、「達成の可能性が薄い」「できない」という意味で使われる。

○「イケボ」……「イケメンボイス」「イケてるボイス」の略で「かっこいい声」のこと。「イケボ声優」のように使われる。

○「とりま」……「とりあえず、まあ」の略。

……このあたりは、堅実女子の皆さまにも認知度が高く、「自分も使っている」という大人も多いのでは？

しかし若者言葉は、すごい勢いで進化します。

次は、難易度の高い表現をおさらいしましょう。
これはわからない！推測が追い付かない短縮語&若者言葉
「ガンダ」「KS」……？アラサー&アラフォーを悩ませる、若者言葉やネットスラングを解説！
ヒントがなさすぎてピンともこない……。
短縮されすぎていたり、原形から乖離していて推理が追い付かないタイプの若者言葉を、いくつか集めてみました。こちらは「知らなかった」という方も多そうなので、意味の説明の後に、＜用例＞も追記しました。

○「好きピ」……「好きなピープル＝好きな人」。＜用例＞「3組の太田君って加奈の好きピじゃない？」

○「メンブレ」……「メンタルブレイク」の略語。「つらい」を意味する。＜用例＞「旅行が中止になってメンブレなう」

○「イチキタ」……「一時帰宅」。＜用例＞「荷物多いからイチキタしてから行く」

○「ガンダ」……「ガンガンダッシュ＝ものすごい勢いで走る」。＜用例＞「寝坊してガンダ」

○「なうしか」……「NOWしかない＝今しかない」。＜用例＞「(限定品を見つけ)なうしか。でもお金ない」

○「フロリダ」……SNSチャットなどを「風呂に入るので離脱する」。＜用例＞「ごめん、フロリダ」

○「いぇあ」……「YEAH！」。テンションが上がった状態を表す掛け声。＜用例＞「（良い情報を聞き）なにそれいぇあ！」

○「り」……ラインの返信などに多用される短縮語で「了解」。もとは「りょ」だったが、最近更に短縮され「り」1文字に。＜用例＞「その本借りたい」「り」

○「ま？」……「マジ？」＜用例＞「実は初めて『鬼滅』見てる。」「ま？」

……いくつわかりましたか？

筆者は、友人とのSNSのレスに「り」と一文字打たれているのを初めて見たとき、「打ち間違いか」とカン違いしました。しかし他の人も「り」と続けているのを見て、「あ、なんか意味があるんだ！」と、焦って調べた経験が……。ちなみにその友人たち、二人ともJKの母です。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20210109-00010004-suitsw-life

・エモい
語源が「エモーショナル」だということは知っているが、文脈上どういう意図で使っているのかが理解できない

ナウしか