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https://mainichi.jp/articles/20201218/ddn/008/020/008000c

技術革新を支援、大商が実験施設

大阪商工会議所は、人工知能（ＡＩ）を備えたロボットや自動運転など先端技術の実証実験ができる施設を大阪市北区に開業した。会員企業の技術革新を支援するのが狙いで、成果を２０２５年大阪・関西万博でお披露目することを目指す。今後設備を拡充し、来年春にグランドオープンする。

　拠点の名称は「コモングラウンド・リビングラボ」。実験場は自動車部品メーカーの中西金属工業の本社工場内にあるスペースを活用し、広さは約２３０平方メートル。日立製作所や竹中工務店といった大手企業も運営に参画し、実証実験に取り組む企業を支援する。

　報道公開では、複数の自動走行ロボットが障害物を避けて動く様子や、仮想現実（ＶＲ）を使った実験の様子などが紹介された。立ち上げに携わった担当者は「異業種同士がノウハウを共有し、それぞれの領域を融合させるような研究開発を促進したい」と意気込みを語った。