【米国】NYで韓人（コリアン）男性が人種差別被害･･･「汚いウイルス」

（写真=Facebook）

米国で韓人（コリアン）男性が人種差別被害を受けた。13日（現地時間）、ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズに住む韓人のクォン某さんは、ベイサイド地域のあるコンビニ（便宜店）に立ち寄ると白人男性から侮辱を受けた。クォンさんは、「お菓子を買いにコンビニに行くと、見ず知らずの白人の男がアジア系の客に人種差別的発言を吐いていた」と明らかにした。

白人の男は、「お前らのせいでコロナ19が拡散した、汚い移民」などと言いながら不快な人種差別を繰り返した。頭にきたクォンさんは彼を呼び止めた。すると白人の男は大股で近寄ってきて、暴言を浴びせながらクォンさんを脅した。店内の商品をまき散らかして荒らした。

（写真=Facebook）

クォンさんが撮影していることに気づくと、さらにエキサイトして暴力を振るった。クォンさんを手荒に掴んで突き飛ばした後、床に投げ飛ばして「グック」と嘲弄した。 『グック（Gook）』とは、東南アジアンを含めて指称する人種差別的スラング（俗語）である。韓国戦争（朝鮮戦争）当時、米軍が北韓（北朝鮮）軍と中共軍を見下して呼ぶ時に使われ、最近では主に韓国人を指す言葉として使われている。韓国の『クク（国）』と発音が似ているせいである。

見ず知らずの白人の男から被害を受けたクォンさんは、店員とともに警察に通報した。警察はとりあえず、この事件を『嫌がらせ（Harassment）』事件として受理のみしている。ニューヨーク市警察（NYPD）は、申告受付の事実を公式に認めた。

（写真=Facebook）

クォンさんは、「すぐにでも彼を殴り飛ばしたかったが、同じように逮捕される可能性があると思って我慢した。監獄の中よりも、部屋の中で火を起こした（腹を立てた）方がいいと思った」と述べた。続けて、「この事件がしっかりと注目を受け、司法機関がヘイトクライム（憎悪犯罪）として今回の事件を捜査して、白人の男を起訴することを望むだけだ」と付け加えた。

クォンさんがペイスブク（Facebook）を通じて被害を伝えると、すぐさまこの事件を目撃したという情報提供も相次いだ。ある者は「当時、白人の男が乗っていた車のナンバーを知っている」と情報提供をして、別の者は「当時の状況を供述できる」と述べた。また地域のメディアと警察、『アメリカンアクションフォーラム（AAF）』などに関心を求めた。

コロナ19の事態以降、欧米では東洋系を狙った憎悪犯罪が続いている。アジアパシフィック政策企画委員会（A3PCON）と肯定行動のための中国人（CAA）のデータを総合すれば、5月17日現在までにアメリカ全域で1,710件の被害が受け付けられた。このうち韓国系の被害は17%に達する。

今年3月、ニューヨーク・マンハッタンの中心部でも韓人の女子学生が『ウイルス』という侮辱と同時に暴行を受け、ニューヨーク州知事まで乗り出して徹底的な調査を指示している。同月27日にはテキサスのある大学で、韓国人留学生が白人の男子学生に銃器で脅されて物議を醸した。

ソース：ナウニュース（韓国語）
https://nownews.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20200616601018