コロナでみんな手洗いマスクしたからインフルエンザが減った、日本人すごい！→ガセでしたｗｗｗｗｗ信じてたアホｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

新型コロナショックでこの冬のインフルエンザ感染が激減してますが、冬の定番、ノロウイルス感染は変化があるのでしょうか？
https://jp.quora.com/shingata-korona-shokku-de-kono-fuyu-no-infuruenza-kansen-ga-gekigen-shi-te-masu-ga-fuyu-no-teiban-noro-uirusu-kansen-ha-henka-ga-aru-node-shou-ka/answers/202403852

Sakuragi Junichi, 研究者
回答日時: March 10, 2020
いつもながら、どうして根拠なくネット言説を人は信じるのか、不思議でなりません。とりあえず間違いを正しつつ説明します。

ちょうど自分のFBにアップしたのがあるので、流用させてください。

今年はコロナのおかげで衛生意識が高まり、インフルが流行っていない。という論説をしばしば見かけます。
本当でしょうか。手近なところで神奈川県の感染症発生情報を調べます（全国データとほとんど差はありません）。まずインフルのデータを見てください。

わかりにくいですが、青線と赤線だけ見てください。青が過去平均で赤が今シーズンのデータです。横軸は週を表します。
例年第一週はお正月で医療機関が閉まっているので報告数が落ち込みます。
こうしてみるとインフルは今シーズンは例年になく早くから流行があって、年末に低めのピークを迎えた後だらだらと落ちているのが判るかと思います。
つまり（確かにコロナが騒ぎになってきた2月（6週目以降）の落ち込みには衛生意識の高まりが影響しているかもしれませんが）
基本的にはたまたま今年は流行が早く、比較的低かっただけ、という方が正しいように思います。

(中略)

結論から言うとインフルやノロがコロナ対策のおかげで抑制されたというのはまったく根拠のない風説だということになります。
インフルやノロは国が特に対策を講じていますから、今年はそれが奏功したのかと思います。
このことは間接的にコロナ騒動による医療崩壊を防ぐことにもつながっています。
例年通りの流行が起きていたら医療崩壊はもっと切迫した状況になっていたでしょう。

皆さんお忘れですが、コロナが本格的に騒動になったのは2月に入ってからですよ。
コロナ対策による効果が他の感染症にも見えてくるのは今からではないでしょうか。
科学的な言説には必ず1次情報があるので、むやみに信じずにソースを当たって下さい。
ソースがなければそれは嘘の情報です。科学者の端くれのお願いです。

毎年対策を講じてるのに⬆濁すのはどうなんかね