お前ら、なんでホモセックスしないの？　男同士の方が気持ち良いとこお互い分かってるし最高だぞ　女とセックスできなくなる

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ＬＧＢＴ理解は漫画で　福岡・糸島市が広報誌に掲載

ＬＧＢＴなど性的少数者への理解を深めてもらい、多様性を認め合う地域社会をめざそうと、福岡県糸島市の広報誌が漫画を駆使して訴えている。とりわけ若い世代には縁遠い自治体の広報誌だが、「若者に読んでもらうにはビジュアルが一番」と漫画を独学で学んだ広報担当者が「漫画で読み解くシリーズ」の第２弾として企画・執筆した。

　第２弾が掲載されたのは１５日に発行された「広報いとしま」。全体で３２ページあるうち１２ページを「赤と青の世界を虹色に～多様性を認め合う地域」と題する性的少数者の特集に割き、９ページにわたって漫画を掲載。３万８千部を発行した。

　主人公は実在の男性がモデル。同性愛者として周囲の差別や偏見に苦しみながら成長。後に糸島市の中学校に教諭として勤務し、教育現場を変える原動力になっていく。「男か女かではなく虹色の多様性」を認める地域づくりを訴える。

　漫画制作を担当したのは市秘書広報課主幹の田中伸治さん（４１）。４年前、地区の人権研修会に取材で参加してモデルの男性らと知り合い、ＬＧＢＴに関する啓発活動の大切さを肌身で感じた。６月１日に市内で開かれる性的少数者に関する市民講演会の告知も兼ねて、今回、ＬＧＢＴをテーマにすることにした。

　学生時代には趣味でイラストを描いていたが、漫画の心得はなかった。「親しみやすい漫画で若者たちに市政の課題を知ってもらいたい」と、昨年１２月の広報誌で初めて挑戦した。ガイド本でコマ割りの仕方や吹き出しの描き方などを独習。娘からペンタブレットを借り、漫画制作ソフトを使って執筆した。

　前回は老朽化した市施設の今後のあり方を考える「公共施設マネジメント」がテーマ。仮想世界で騎士を夢見る少年が公共施設管理の重要性に目覚めていくという展開で、４月にあった、日本広報協会主催の全国広報コンクール「広報紙　市部」部門で入選を果たした。審査員からは「若い世代に関心を持ってもらおうとする斬新な試みに好感が持てた」と評価された。

　今回はモデルの男性に取材を重ね、「デリケートなテーマなので何度も描き直しました」と田中さん。大型連休を費やして完成させた。男性からは「性的マイノリティーの現実が忠実に再現されている」との感想が届いた。田中さんは「漫画は広報誌の表現の一つとして可能性がある。ＬＧＢＴ以外の人にも関心や共感を持ってもらえれば」。

　市民講演会は６月１日午後１時半から、糸島市前原東２丁目の市人権センターで。弁護士の南和行さんが「弁護士夫夫（ふうふ）が語るＬＧＢＴのこと、そして人権～一人一人が大切にされる社会を目指して」と題して話す。入場無料。