火災大杉でバッテリー価格も急減　BEV=火の車で頭を炒める自称リチウムイオン起源国

　8月1日、仁川のアパート地下駐車場でメルセデスベンツEQEセダンが火災を起こした。同車には中国のバッテリーメーカー「ファパシスエナジー」以下ファパシス)のバッテリーが搭載されていた。
　6日には忠清南道の錦山でも電気自動車が火災を起こした。当該の車種は起亜EV6、韓国SKオンのバッテリーを搭載している。

　いずれの火災も原因はまだ明らかではない。しかし電気自動車の火災でバッテリーを無視することはできず消費者の疑念はいやでも高まってくる。

　リチウムはイオン化傾向が強くエネルギー密度が大変高いが、一定以上の温度を超えるとさらに多くの熱を発生させる「熱暴走」を引き起こす。電気自動車のバッテリーには数千のがセルが搭載されており、どれか1つに問題が生じただけで他のセルに火が移り火災を拡大させてしまう。
　また、リチウム電池の性質上から一般的な粉末消火器（ABC消火器）では鎮火できない。燃焼温度も非常に高いため、周囲の車両も全焼させてしまう。種類こそ異なるものの、リチウム一次電池メーカー「アリセル」の工場火災は記憶に新しい。

　現行の電気自動車ではリチウムイオン電池が主流である。マッキンゼーは、リチウムイオン電池の需要は2022年以降、年27%ずつ成長し2030年には4700ギガワットに達すると予測している。だが相次ぐ火災で製造数が落ち込んだ事から、リチウム価格も急落を見せておりバッテリーメーカーは頭を悩ませている。

　バッテリーメーカーは金属価格と連動する形で納品契約をする事が多い。リチウム価格が下がれば、バッテリー価格も下落してしまう。韓国資源情報サービス(KOMIS)によると、8月5日に炭酸リチウム1kgの単価は75.5ウォンと3年ぶりの安値を記録している。昨年末に1kg100ウォンを割り込んで以来、下落が続いている。製造コストは増えているのに製品価格を下げるしかなく厳しい戦いが続く。

　バッテリーメーカーは、リチウムの代わりにナトリウムを使った「ナトリウムイオン電池(SIB)」の研究を進めている。ナトリウムはリチウムよりも入手が容易で価格競争力も高い。また、火災の危険性が低いと言われており、理想的なバッテリーとも言える。

　ブルームバーグNEFの予測では、2035年までにリチウムの需要をナトリウムでおよそ27万2000トン代替できるとしている。しかしエネルギー密度で劣るためリチウムイオン電池すべてを置き換える事はないだろう。

　専門家「ナトリウムイオン電池は低コストで原料調達も容易だが、リチウムイオン電池ほどの容量は実現できない。使われても安価な自動車や短距離走行モデルくらいになるのではないか。いずれにしてもリチウムイオン電池そのものの置き換えには至らないだろう」

イダソム　citizen@newsis.com

日本が悪いﾆﾀﾞよ？

リチウムイオン電池って日本が世界で初めて開発したんじゃなかったっけ？

まあ今EVに乗るのは人柱だな
メーカーは事故を起こしつつも売上を伸ばし改良し安全な製品を作れるなら勝ち組になれるだろうけど