人生１００年時代のバンドのあり方は…佐藤竹善　シング・ライク・トーキング３５周年

人生１００年時代のバンドのあり方は…佐藤竹善　シング・ライク・トーキング３５周年
12/30(土) 11:15 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca21b9cf58144a912b3dc648941629832686c26
デビュー３５周年を迎えたシング・ライク・トーキングの佐藤竹善＝東京都渋谷区（石井健撮影）

３人組ロックバンド、シング・ライク・トーキングがデビューから３５周年を迎えた。ボーカルの佐藤竹善（６０）が１１月に肺気胸で緊急入院したが、早くも活動を再開するなど旺盛な意欲を示している。人生１００年時代、バンドはどのようにあるべきかなど佐藤が大いに語る。

（※中略）

◆新しいバンドの概念

３５周年を記念して６曲入りのＥＰ「Ｂｌｕｅ　Ｂｉｒｄｓ」を発売した。表題曲は藤田が書いた。

「『幸せの青い鳥』のことでしょう。幸せの形は多様で、人によって違うわけだから、その分、孤独じゃないですか？　いまの僕らも若い頃に比べたら、個人の集まりみたいな感じなんですよ」と佐藤は、バンドの現状に言及する。

「もう、このバンドにいて無条件に幸せだなんて誰も思っていない。でも、やめて出ていきたくもない。若い頃はなんでも一緒が良かったけれど、今は３人の好きな音楽も人付き合いも全部違う。その上でバンドを続けるには、バンドに関する新しい概念が必要です」

佐藤は、活動後期のザ・ビートルズのあり方を引用。メンバー全員が演奏に参加していなくてもビートルズ名義で曲を発表したように、自分たちもバンドのあり方を、もっと緩やかで自由な〝受け皿〟にしたいという考えだ。

小田和正（７６）ら間近な先輩、あるいはミック・ジャガー（８０）率いる英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズらの活躍を見て、佐藤は人生１００年時代のロックバンドのあり方は、従来とは違ったものになるべきだと確信している。

「僕は６０歳。あと１０年、１５年活動できるとしたら、バンドの既成概念に３人が押し潰されることのない環境が大事だ」

（※以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。）

（石井健）