【相撲】十両・千代丸が結婚　きっかけは…新婦・紀帆さんの一目惚れ「圧倒的にかわいくて」　巡業で電話番号とラインID書いた名刺手渡し

　そのかわいさから「千代丸たん」と親しまれる大相撲の十両千代丸（32）＝本名・木下一樹、鹿児島県志布志市出身、九重＝が25日0時に東京都葛飾区役所へ婚姻届を提出した。お相手は3年10カ月前から交際を続けてきた、長崎県出身で客室乗務員の紀帆さん（30）。
千代丸に一目ぼれしたという紀帆さんが、千代丸の押しに負けない一途な押しで交際がスタート。クリスマスにゴールインした。
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　2019年九州場所13日目。祖母、母の3人で観戦に訪れていた紀帆さんは一人の力士に目を奪われた。視線の先には幕内土俵入りをしている千代丸の姿が。「光って見えました。失礼な言い方なのかもしれませんが、かわいすぎて。圧倒的にかわいくて」と紀帆さん。一目ぼれだった。

　当時の勤務地は福岡だったが、場所後に冬巡業が長崎で開催されることを知り、母を誘って巡業へ。電話番号とラインIDを書いた名刺を手紙とともに手渡した。

　「女性に奥手」という千代丸はその時に顔を見ていなかったが、ふろ場で見た手紙の中に名刺を発見。「おい、CA（キャビンアテンダント）かい！　って。ちょっと食いつくじゃないですか」と正直なところも千代丸らしい。

　それから電話をするようになり、年明けには東京に来た紀帆さんと食事もした。電話が中心の関係が2カ月ほど続いていたが「女性に自分からガンガンいくタイプじゃない」という奥手の千代丸に、紀帆さんは「電話ならしゃべるのに、会うと目も合わせてくれないんです。付き合うなら付き合う。友だちなら友だち。はっきりさせたかったので」と千代丸の気持ちを確認。20年2月から交際がスタートした。

　コロナ禍で会えない時の方が長かったが、紀帆さんの思いは深まるばかりだった。「見ているだけでこっちが笑顔になるというか、赤ちゃんとか猫とかパンダとかを見ているような感じで。この人かわいいなあと。今もそうですけど、見ているだけでハッピーです」。今はともに生活する夫を「まるこちゃん」と呼んでいるそうだ。

　5月に婚約し、30歳までに結婚することを望んでいた紀帆さんの願いをかなえた千代丸。これからは一人じゃない。

　「結婚した次の場所で負けると、奥さんが何かそういう目で見られてしまう。負けたくない。絶対に勝ち越したい。もう一度、幕内に戻って上位にいけたら」と初場所への決意を口にした。　

中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0132742564d8f5ef099f8d385c356afbae607f