男子トイレにもサニタリーボックスを

　「男性用トイレにもサニタリーボックスを」。
16日の佐賀県議会一般質問で、中本正一議員（公明）からこんな提案があり、久保山善生・県健康福祉部長は「検討する必要がある。
まず、県有施設からと考え、関係部署との調整を始めた」と答えた。

中本議員によると、近年、男性特有の前立腺がん患者が増加傾向にあり、摘出手術を受けると頻尿や尿漏れに悩み、尿漏れパッドなどを使用する例もある。
　だが、外出先では使用済みのパッドを捨てる場所がなく、自宅に持ち帰るまで神経を使う。
人に知られたくないという心理も働き、これまでは表立ってこの問題が語られることもなかったという。
　また、がん患者にとどまらず、加齢による尿漏れやトランスジェンダーで生理がある人なども、女性用トイレには常設されているサニタリーボックスが
男性用トイレの個室に設置されていないことで「困っているという声がある」と中本議員は指摘した。

男性も「トイレにパッド捨てる場所ない」　県施設に設置検討　佐賀
https://www.asahi.com/articles/ASQ6J76BCQ6JTTHB009.html