【広島】自動販売機でキャビアやステーキやアワビ、国産マツタケ　価格は３００円から５０００円

感染者の数は一時期より減少する中コロナ禍を背景に餃子やピザなどの無人販売店が数多く進出しています。その背中を追うようにこの週末、広島市内に登場したのは健康を意識した販売拠点です。その狙いに迫りました。

広島市中心部に誕生した新たな店舗…。その外観には、虹色の背景に「ドクターごはん」と書かれています。

【ドクターごはん・西村聡美さん】
「現役の医師が監修プロデュースしておりまして、健康面もそうですし低カロリーであったり食事を楽しみながら体に気をつかうというのもテーマに用意している」

実はこの場所、現役の医師が監修した商品を冷凍や冷蔵で２４時間無人で販売する自動販売機ショップです。運営会社によると「広島初」だといいます。

【宮崎記者】
「こちら店舗の中に入ってみますと手前にはスイーツの自動販売機でしょうか。そして、奥のほうに進んでいきますと、いろんな種類の料理の自動販売機がたくさんあります」

「グルテンフリー」や、「低カロリー」といった健康にフォーカスしたものだけでなく、「五感」や「世界五大陸」などをテーマにこだわりの食品がとり揃えられています。価格は３００円から５０００円のものまで様々です。

【ドクターごはん・石田詠司シェフ】
「現在で冷凍食品で４０種類くらいありまして、冷蔵食品で１５～２０種類用意しております。冷凍食品は安価なものを求めるお客さんが多いのですが、こちらのお店は高級な食材を高級なものと掛け合わせてなかなかない、どこにもない、ご自宅で食べられないというものを作るというのがコンセプトで作っております」

しかし、一体、なぜ今回、自動販売機で販売することになったのでしょうか…？

【ドクターごはん・西村聡美さん】
「（広島市中区でレストランを経営しているが）この２年弱くらいコロナの影響を受けまして、レストランとしての経営が難しくなりまして。広島にはこういった専門店が少ないので、代替的にさせていただけたらと…」

そのため、お店で出している”フレンチ料理のコース”や”ランチのスープセット”など自慢の味を揃え、自宅で楽しんでもらいたい狙いです。

この週末、早速訪れたお客さんは…

【お客】
「おおいった！」

慣れない購入方法に苦戦しながらも次の商品を求めて隣の自販機へ”ハシゴ”…。

【お客】
「これで購入したらいいん」
「おお～、なるほど」
「ひっくり返らないようにちゃんと出てきました」
「無人なのであまり人も気にしなくてサッと買えていい」

また、料理だけでなく厳選された食材も売られているのが大きな”ウリ”です…。

そこで一つ購入してみると…。パックの中には、８センチほどの国産松茸とキャビアが…。

【加藤アナ】
「お！ギッシリと詰まっていますね」
「うんうんうんうん！おいしい！お酒が欲しくなるような味がしますね」

現在はプレオープンですが、さらに３台増やし９台の自販機で１２月に本格オープンを予定しているということです。
https://www.fnn.jp/articles/-/255505

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