【南米】アマゾンの先住民族もコロナ感染　コカマ族3人隔離

新型コロナウイルスの感染が、南米・アマゾンの先住民族にまで及んでいます。

ブラジル・アマゾナス州の保健機関は１日、アマゾンの先住民族コカマ族の２０歳の女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。女性は先週、陽性の診断を受けた地域で医療活動にあたるブラジル人の男性医師から感染したとみられています。

また、この女性が感染したあとの追跡調査で、別のコカマ族の２人も感染していることわかりました。３人は病院に隔離されています。

閉鎖された場所で生活する先住民族は免疫力が弱いとされ、ウイルスがまん延すれば多くの死者が出る可能性があります。

このため、ブラジル政府は男性医師と接触した他の先住民の経過観察を行い、さらに外部からの先住民族への接触を一時的に禁止するなどの措置をとっています。

ブラジルでは、ボルソナロ大統領が経済停滞を理由に外出規制に消極的な姿勢を示す中、感染者は急増し、３日の時点で９０００人を超えています。

4月4日　ＴＢＳ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3948021.html