武田総務相「なぜか無意識に『記憶がないと言え』と口に出た。答弁を指図するつもりも意味もないし、命令することはない」

「無意識」と武田総務相、苦しい釈明　答弁指示めぐり　参院予算委
3/20(土) 7:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210320-00000014-jij-pol

19日の参院予算委員会は、総務省幹部接待問題が引き続き論点となった。

放送関連会社「東北新社」の外資規制違反をめぐり、「『記憶がない』と言え」と
官僚に答弁を指示した疑いが持たれている武田良太総務相。
「無意識で口に出た」などと、苦しい釈明に追われた。

「なぜか無意識で出たんでしょう。答弁を指図するつもりも意味もないし、命令することはないと思います」。
「指示」したかどうか問われた武田氏は要領を得ない答弁に終始した。

発端は16日の衆院予算委。立憲民主党によると、
東北新社が外資規制違反の報告先と主張する総務省の鈴木信也電波部長が答弁に立つ際、
武田氏が閣僚席から指示した疑いがあるという。

武田氏は19日の質疑で「収録を確認し『記憶がない』までは聞き取れた。
何度も『記憶がない』と私の前でやりとりされ、無意識というか、口に出たんでしょう」と苦しい説明。
立憲の蓮舫代表代行が「不適切と認めるか」と迫ると、
「誤解を与えることにつながったなら申し訳ない」と陳謝した。

公明党の杉久武氏は、外資規制違反を見抜けなかった総務省に対し、
「法令への意識が極めて低い」と問題視。
武田氏はここでも「チェック態勢が十分ではなかった。重く受け止めている」と低姿勢で応じた。

一方、NTTの澤田純社長らとの会合に関し、武田氏は
「食事はせずともお酒はいただいたので会食に値する」と認めた。
その上で「（地元）選挙区の方々を裏切る行為はしないし、自らを律して活動している」と述べ、
「潔白」を強調したが、蓮舫氏は「裏切りかどうか判断するのは有権者だ」と反発。
武田氏をめぐる問題は尾を引きそうだ。

以上