【岩手】「蘇民祭」下帯姿の有志たちが開催「やっぱ気持ち良いですよね」

コロナ禍の影響で岩手県奥州市水沢の黒石寺に伝わる伝統行事「蘇民祭」は今年中止となりましたが、２８日、県内有志による「水被り」が黒石寺で行われました。

黒石寺の蘇民祭だけでなく、コロナ禍で県内各地の蘇民祭や水を被る行事は中止を余儀なくされています。こうした中、県内の有志により来年への決起として水被りが行われることになりました。

２８日は黒石寺蘇民祭の関係者や、花巻市大迫町の早池峯神社蘇民祭の関係者など有志６人が参加。下帯姿の男たちは黒石寺のそばを流れる山内川に入り、かけ声とともに桶で汲んだ水を被っていきます。

水被りを終えた男たちはその足で黒石寺に参拝し、コロナ禍の収束と震災復興、来年の蘇民祭完全開催を祈願しました。

（参加者）
「今年蘇民祭が出来なかったものですから、やっぱり気持ち良いですね。水被るっていうことは気持ち良いです」

水被りを終えた男たちは晴れ晴れとした表情で、来年の完全開催に向け決意を新たにしていました。
https://news.ibc.co.jp/item_42171.html