90歳の正社員が世界最高齢の総務部員に認定　大阪

大阪の会社に勤める１人の女性が、去年の年末、ギネス世界記録を達成しました。
一体、何が世界一に認められたのでしょうか？

大阪・西区に本社を置くサンコーインダストリー。
ネジやボルトなどを専門に取り扱う商社です。
こちらの玉置泰子さんがギネスに認められたのは「世界最高齢の総務部員」。

【サンコーインダストリー　玉置泰子さん】
「サンコーに勤めたのは、ちょうど２５歳。かれこれ６０数年を過ごしてるがこのような名誉をいただけて感無量でございます。」

玉置さんは１９３０年生まれで現在９０歳。
なんと現役の会社員です。

【玉置さん】
「何かがあったらそれを踏み越えて伸びるのが人生。１日１日の積み重ねでこうなったと思います。」

玉置さんの１日は朝９時前の出勤から始まります。

【玉置さん】
「おはようございます。」

週に５日、総務部の正社員としてフルタイムで勤務しています。
高度経済成長期の１９５６年に入社、以来６４年あまり給料の計算など主に経理業務を担当。

【玉置さん】
「源泉徴収の書類を年末に渡していた」

この日も早速記載漏れを見つけました。
社内がＩＴ化された６７歳の時にパソコンの勉強を始め、今では表計算ソフトを仕事に活用しています。
さらに長い人生経験を活かした新入社員の研修や、年の離れた同僚たちへの気遣いも。

【同じ総務で働く人】
「いつもあんな感じで向こうから来ていただいて、こっちも頼りにさせていただいて、心の支えになっています。」
「毎日、日常にいてくれて、いろんな気付きを与えてくれる存在です」

携帯電話はなんとiPhone。
最近ハマっているのがＳＮＳとユーチューブだとか。
【玉置さん】
「こんなところで新しい動画とかトレンドを見ています。意外と今のことは何でもわかってるんですけど。」

今後も健康である限り年齢を区切らず働きたいといいます。

【玉置さん】
「私がみなさんと一緒に働くことで伝えたいのが、やっぱりコミュニケーションが一番大事なんですよね。助け合ってるという仲間意識が何よりだと思いますので、それを大事にしていきたい。」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210121-00000002-tvosaka-l27