芥川龍之介、侏儒の言葉より
この天才を超える人、今なら誰になるの■人生
――石黒定一君に――もし游泳を学ばないものに泳げと命ずるものがあれば、
何人も無理だと思うであろう。
もし又ランニングを学ばないものに駈けろと命ずるものがあれば、
やはり理不尽だと思わざるを得まい。
しかし我我は生まれた時から、
こう云う莫迦（ばか）げた命令を負わされているのも同じことである。我我は母の胎内にいた時、人生に処する道を学んだであろうか？
しかも胎内を離れるが早いか、
兎に角大きい競技場に似た人生の中に踏み入るのである。
勿論 游泳を学ばないものは満足に泳げる理屈はない。
同様にランニングを学ばないものは大抵人後に落ちそうである。
すると我我も創痍（そうい）を負わずに人生の競技場を出られるはずはない。成程世人は云うかも知れない。
「前人の跡を見るが好い。あそこに君たちの手本がある」と。
しかし百の游泳者や千のランナアを眺めたにしろ、
忽ち游泳を覚えたり、ランニングに通じたりするものではない。
のみならずその游泳者は悉く水を飲んでおり、
その又ランナアは一人残らず競技場の土にまみれている。見給え、世界の名選手さへ大抵は得意の微笑のかげに
渋面を隠しているではないか？人生は狂人の主催に成ったオリムピック大会に似たものである。
我我は人生と闘いながら、人生と闘うことを学ばねばならぬ。
こう云うゲエムの莫迦莫迦（ばかばか）しさに憤慨を禁じ得ないものは
さっさと埒外（らちがい）に歩み去るが好い。
自殺も亦（また）確かに一便法である。
しかし人生の競技場に踏み止まりたいと思うものは
創痍を恐れずに闘わなければならぬ。青空文庫 侏儒の言葉）
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/158_15132.html- 語れ、いや語ろ
- ランニングを学ぶ？???
- 全般に気取りすぎ
- >>4
「僕はね、死にたいんだ、哀しくてたまらねえんだよ
気障かね」 - >>4
自殺したのがよく分かる
気取って飄々と生きようとしてポキッと折れたんだ - 重大に扱うのは馬鹿馬鹿しい、だからこそ重大に扱わないと危険なのである。
- 人生はチョコレートの箱
- 桃太郎も読もうな
14分で読めるケンモ文学 - 巧い事言った！ってのりが非常に嫌い。
おもんないねん、4ねよ。
- >>8
じゃあ代替案となるアフォリズム集おしえて
読んでみたい - けだし名文
- 愛人とセックスしまくって川に飛び込むのだ！😤
- >>12
芥川の愛人は妄想だぞ
百聞（だっけ）「君はいつもそんなに催眠薬でラリっていてけしからんよ、自分を大切にしたまえ」
芥川「つまり？…きみだって毎日大酒を飲んでラリっているではないか、どう違うと言うんだね」つまり服毒自殺なんだは
- 実際、こういう海外かぶれの作家は読む価値がない
英語やロシア語が読めるならその辺の文学を読めばよろし、上位互換の元ネタがそこにあるから
けっきょく川端と三島のような作家が「日本作家」としては頂点だね - >>13
ああ、なるほど
それはそれで尊重するが、おまえとは意見がこれ以上ないくらい合わない
雪國や金閣寺のオリエンタリズムとやらで文学しててほしい
それはまたひとつの道だから森田必勝より割腹の仕方が糞なヘタレで
なかなか4ねなかったオリエンタリズムな - ママが言ってた
- いうほど重大に扱わなければならないか？
- この人、元ネタの古典を美辞麗句に置き換えた超短編しか書けなかったよな
諸説あるが、そこにコンプレックスがあって自殺したのだと推測している - >>18
短篇しか書けなかった
筋がいつも今で言うベタベタどんでん返し
このへんやね
でもそれでも芥川は越えがたい壁紙でしょ - >>18
「侏儒の言葉」のあとがきに「ようやく自身の言葉で書いた数少ない作品。彼の作品の殆どは中国古典のパクリ」と、芥川らを散々非難するコメントが書き連ねてあって一気に冷めた覚えがある。
明治大正なんて海外の作品をパクっても誰からも文句いわれなかった時代だからな。 - 侏儒の言葉は面白いよな
今でも通用する - こんなことばっか考えてるからメンタル病んでジサツするんだよ
- 菊池寛だっけ、「芥川君が歯車で初めて小説を書いた」
いやいやいやいや無間地獄とか手巾は？
自然主義パラダイムに殺されたのが芥川
あとは身内のいざこざでめんどくなったというだけ
小人物だよ、だがそれがケンモ文学なんではないのか - 「行政書士資格は足の裏についたご飯粒に似ている。取らないと気持ち悪いが、取っても食えない。」
なお、行政書士に限らず一級建築士や博士号など
いろいろなものに対して言われている - >>23
コネもないのに資格だけとって食えると思ってるのがお花畑 - そういうのから抜け出して書いてみたのが『河童』程度のものだしな
- 晩年の芥川好き
「娑婆苦に充ち満ちた世界」とか言葉の節々にヨッシャジサツするぞ～って意気込みを感じる - 太平洋戦争が始まって大喜びしてたんだっけ？
- >>26
いやその前に死んでる - 手巾今日読んだわ
ほかには歯車河童蜘蛛の糸とか読んだことある
読みやすいよね - >>27
手巾いいよねー
無間地獄と桃太郎もよも
文学的価値とかそんなんは知らんが - 河童はふつうに名作と思うが
なぜ一昔前の（今で言う）HPS自称しにゃう少女まんちゃんたちは
無理して夢久ドグラ・マグラを読んでいたのか背伸びするから不思議ちゃんアイデンティファイなのかもしらんが
芥川龍之介の河童こそが本当はおまえらの必携アイテムだろとそんでナゴムレーベル聴いていなよと
- オリジナルが意外とない
- 人生にも攻略wikiがほしいところだね
- オジサン「私の人生は一箱のマッチに似ている。現在の社会では必要とされていない」
- これ芥川が言ったからうまいこと言った風に感じるだけで2ちゃんの書き込みだったらちょっとレスついて終わりだろ
- >>38
半分くらいの格言はそうだろ - 草
芥川龍之介「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは馬鹿馬鹿しい。重大に扱わなければ危険である。」
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