狩猟した鹿とか猪の生肉の刺身マジ旨いぞ　飯代浮くどころか報奨金まで貰えるし趣味として最高だ

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富山）一人前に向け奮闘中　南砺市猟友会の「若手」３人

南砺市猟友会に、昨年そろって狩猟免許＝キーマーク＝のうちの第１種銃猟免許を取ったばかりの３人の「若手」がいる。イノシシによる農作物への被害に悩む地域の人たちに推されてハンターになった。ツキノワグマの出没が相次ぐ今年は、クマの駆除やパトロールに仕事の合間を縫って参加している。

　「ほーい」「ほーい」

　１１月１５日、南砺市福光の田園地帯を猟銃を手にした猟友会の１５人が大声を出しながら歩いていた。遠巻きにクマを囲んで追い込む「巻き狩り」で、メンバーの中には山田哲弘（あきひろ）さん（４３）と木戸久暉さん（２５）の２人もいた。

　クマとの距離は離れていたが、追い込まれたクマが襲ってくるかもしれない。「俺のところに出てきたらどうしよう」。２人はいつしか、ベテランのメンバーの陰に隠れるように歩いていた。

　狩りを始めてからおよそ３０分後、「パーン」と銃声が響いた。音のした方へ向かい、川の中で動かなくなったクマを見て、２人とも「ホッとした」と話した。

　山田さん、木戸さんと田原政人さん（４０）の３人は昨年７月、第１種銃猟免許を取得した。

　３人が暮らす同市蓑谷地区では、イノシシによる農作物被害が相次ぎ、駆除が課題になっていた。昨年４月、住民が話し合い、３人が免許を取得することに。県の講習会やクレー射撃などの訓練の費用は、住民が援助した。

　初めての狩猟は今年の２月。３人は猟友会の先輩らとイノシシを追った。開始から約２時間後、木戸さんの前に「毛のかたまり」が現れた。銃を構えたが、すぐに引き金を引けなかった。「イノシシを減らさないといけない。けど命を奪いたくもなかった」。１発撃ったが致命傷にならず、先輩が仕留めた。血を出して暴れるイノシシの姿を「忘れられない」と木戸さんは振り返る。

　田原さんは今年６月、イノシシ用のくくりわなにかかった成獣のクマを駆除した。５メートルの距離でクマと向き合った時、「圧倒的なパワーを感じて震えた」と田原さん。先輩がまず１発撃ったが死なない。うなり声をあげて暴れ回るクマに田原さんが３発撃ち込んだ。「生きるか死ぬかという場面でした」

　少しずつ経験を積む３人。山田さんは「クマを駆除した時に、住民に『ありがとう』と言われてうれしかった」。田原さんは「一人前になって３人だけで狩猟に行けたら」。木戸さんは「今でも命を奪うことにためらいがあるが、地域のために頑張りたい」と話している。

保管や費用「大変」
　県自然保護課によると、県内の第１種銃猟免許所持者数は、２０１６年度７４５人▽１７年度７６８人▽１８年度７５７人とほぼ横ばい。ただ、６０歳以上の割合は１１年度は６５・９％だったが、１８年度は５１・８％に減少。同課の担当者は「狩猟に興味のある若い人が増えてきているのだろう」とみている。

　狩猟の活動を続けるためには手間も費用もかかる。３人は狩猟免許の取得や講習会のために１０万円以上かかったといい、「ここまで大変だとは思わなかった」と山田さん。

　「銃の保管も大変」と木戸さん。警察署に銃の保管状況は報告していて、実弾の数の確認や銃の手入れは欠かせない。報告のために有給休暇を取ったという田原さんは「会社の理解も必要だった」

　狩猟免許　散弾銃とライフル銃が使える第１種銃猟免許▽空気銃が使える第２種銃猟免許▽わな猟免許▽網猟免許の４種類がある。鳥獣に関する知識の試験、視力・聴力・運動能力の適性試験、技能試験を受けて合格すると取得できる。猟をするためには都道府県への「狩猟者登録」も必要。

公道でも銃袋使わないどころか水平に持ってぶらぶら歩いてるし そりゃ事故も起こるわ