【神奈川】イケメン白人のピョートルさんに感謝状。溺れた幼児を救う。「冤罪怖いから見捨てるw」とイキるジャッポスに格の違いを見せる

　三浦市の海岸でおぼれ心肺停止状態だった五歳男児を救助したとして、三浦消防署の塚越克己署長は六日、フランス人の会社員クルシュコフ・ピョートルさん（２８）＝東京都港区＝と、ライフセーバーで大学四年の藤井こころさん（２２）＝同文京区＝に感謝状を贈った。（村松権主麿）
　署によると、横須賀市に住む男児は八月十六日午後二時半ごろ、親族らと遊びに来ていた三浦市三崎町の荒井浜でおぼれた。妻（２８）と海に入っていたピョートルさんは、あおむけに浮いている男児に気付き、抱きかかえてライフセーバーがいる監視本部テントへ運んだ。
　待機していた藤井さんは男児の胸骨を圧迫して蘇生を試み、男児は救急隊の到着前に呼吸し、意識も回復した。別のライフセーバーが近くの民宿の従業員に一一九番通報を依頼していた。男児は搬送先の病院に入院したが、後遺症もなく五日後に退院した。

　ピョートルさんは事故から一カ月後、男児と横浜市で会い、お礼を言われたという。「すごく元気だった。救助時は亡くなっていると思い怖かったが、命が戻ってうれしい」と振り返る。藤井さんも「いろんな方の協力で、一人の男の子の命がつながったと思う。自分は救急隊につなぎ、救命の連鎖に貢献でき、とてもうれしい」と笑顔を見せた。　

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