【アームレスリング】腕相撲の元世界チャンピオン　元妻の頭蓋骨を叩き割り実刑判決

嫉妬に狂った男が怒りを爆発させ、娘の目の前で元妻に襲いかかった。強烈なパンチで顎の骨を粉々にした男は執拗に殴り続け、元妻の心身にひどいダメージを与えたという。

■DVに悩んでいた女性
ロシア出身のスパルタク・ゾロエフ（34）は、2014年にはアームレスリング世界チャンピオンの座につくほど腕っぷしが強い男だった。

だがそれを悪用し暴力をふるうことがあり、それに悩んだ元妻（28）は過去にも警察に通報して「助けてください」と懇願。
しかし当局は女性の顔面に傷やあざがないと確認するなり「暴力行為はなかった」と判断し、ゾロエフを逮捕せず野放しにしたという。

■頭蓋骨も折れ顎も粉砕

ふたりは娘にも恵まれたが、結婚生活は破綻。

若い元妻にはさっそく恋人ができたがそれを知ったゾロエフは嫉妬に狂い、元妻を裏庭に引きずり出すなり頭部を蹴るという凶行に及んだ。
その後に受けたパンチで元妻の顎の骨は粉砕。さらなる暴行を受け頭蓋骨、鎖骨、さらには複数の肋骨も折れてしまった。

搬送先では医師団が女性を救うために尽力し、2時間に及ぶ手術で粉々になった骨を体内から除去したという。

■男に下された実刑判決

ふたりのあいだにできた娘（4）は、荒れ狂う父の蛮行と倒れこむ母を目撃。

すぐさま助けを求めに行き、近くにいた人たちに「ママが死んじゃった」「ママを殺したのはパパなの」と話し男の逮捕に貢献した。
いっぽう男は血だまりのなか意識を失い倒れている元妻を見て「死んだ」と思ったらしく、無情にも放置したようだ。

その後に身柄を確保されたゾロエフは暴行の動機につき「嫉妬して血迷った」と認め、懲役6年の実刑判決を言い渡されたあと凶悪犯罪者用の刑務所に収監された。

■女性の今

全身に負った大けがのせいで歩けなくなった女性は、半年ものあいだ車いすを使っての生活を強いられた。
最近になってようやく歩行訓練を始めたものの先は見えないといい、先日参加したDVカンファレンスでは「今の私は障害をかかえたシングルマザーです」と語り話題になった。

またショックから立ち直れずにいる女性のトラウマは深刻で、「目を閉じるたびに食らったパンチの記憶がよみがえります」ともコメント。
最初の通報を受けた時点で当局が介入しゾロエフを逮捕していれば、このような事態は回避できた可能性が高い。

https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12189-20162264451/
2020年03月21日 15時20分 しらべぇ

https://www.youtube.com/watch?v=nOmE9GmUH9U
Sylvester Stallone / Over The Top 'Winner Takes It All' Music Video – YouTube