【指定暴力団】「すべてが台無しになった」工藤會総裁らの裁判証人を繰り返し脅した工藤會系組長を逮捕。福岡県

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特定危険指定暴力団工藤会のトップらを被告とする事件の裁判をめぐり、
出廷した証人の男性を繰り返し脅したとして、警察は２８日、工藤会幹部の男を逮捕しました。

組織犯罪処罰法違反の証人威迫の疑いで逮捕されたのは、
工藤会傘下組織の組長、鹿子嶋文男容疑者（６６）です。

警察によりますと、鹿子嶋容疑者は去年１２月から今年４月ごろまでの間、
工藤会総裁の野村悟被告と会長でナンバー２の田上不美夫被告が、
殺人などの罪に問われている福岡地裁で審理中の裁判で、
証人として出廷した男性に接触し、威圧的に迫った疑いが持たれています。

鹿子嶋容疑者は電話や対面で、「あんたは総裁に恨みしかないんか」
「すべてが台無しになった」などと複数回迫り、被告らの不利益になることを証言しないよう
要求したということです。

警察は、鹿子嶋容疑者の認否について、明らかにしていません。

警察は、公正な裁判に対する組織的で悪質かつ重大な妨害行為としたうえで、
今後、証人などの保護対策に万全を期すとしています。