新宿駅南口で路上ライブやってる奴がうるさくて迷惑だから嫌がらせしようと思う。　良いネタ教えろ

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劇団の旅公演、苦境の夏　収益の柱、コロナ禍で減少

東京を拠点とする劇団が全国各地で定例の巡回公演をしている。コロナ禍からの復活を意気込む一方で、感染への懸念は現地に根強い。上演したい、見たい、でも、できるの？　渇望と心配のせめぎ合いが続く。

　この旅公演は日本の演劇文化を支えている。北海道から鹿児島県まで、有志が演劇鑑賞団体（演鑑）をつくり、在京劇団を招いて年４～７回ほど上演する。戦後発足した勤労者演劇協議会（労演）が起源だ。

　劇団にとっても、旅公演は重要な柱だ。創立５６年の劇団、青年劇場を例にすると、２０１９年公演のうち演鑑による演劇鑑賞会は、３割に当たる４８回あった。今年はコロナ禍で、学校と東京公演を中心に全体の４割近くが中止された。そのうえ演劇鑑賞会がなくなれば、劇団の存亡に関わる。

　演鑑も、３月以降の上演中止が続いた。再開のために劇団と協議を重ね、客席を１席ずつ空けて観劇する代わりに広い会場を借りたり、日程を組み直したりした。

　青年劇場は７～８月、九州と山口の計８県を回って「キネマの神様」を上演した。客の入りは普段の半分ほどだが、俳優の吉村直は「カーテンコールで熱い拍手をいただき、演劇は生活に不可欠だと感じた」。ただ、全日程が終了後、熊本県にある実家で過ごそうとしたら「帰ってくるな」と言われたという。

　受け入れる側も苦しい。宮崎県の都城市民劇場は上演２回を中止した。事務局は「（家畜伝染病の）口蹄疫（こうていえき）が流行したことがあり、感染症への警戒感がある。『東京から来るんでしょ？』と嫌な顔をする人もいる」。４月以降、会員の２割がやめたという。１０月には上演再開をめざす。

　こまつ座は山形県川西町で７月下旬に予定していた「人間合格」の上演を中止した。東京・新宿の小劇場でクラスター（感染者集団）が発生し、劇場へ行くのを敬遠する雰囲気が生じたという。「上演時期がもっと遅ければ、できたかも」と地元関係者は残念がる。

　策を練る演鑑も。徳島県の鳴門市民劇場は、５月予定だった東京芸術座「いぐねの庭」を８月に、７月予定だった文学座「大空の虹を見ると私の心は躍る」を９月に変更した。藤田米子幹事は「人が演じて伝えることで、私たちの心を満たすものがある。劇団が来なくなり、そういう演劇文化がなくなったら大変な問題だ」と語る。